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「続・タイムマシーンに乗って」

子どもの催眠療法は導入がとても短くてすみます。彼らは普段からイマジネーションの世界で遊んでいるから。特に9歳以下の子供の場合、まだ顕在意識と顕在意識の間にあるクリティカルファクターという膜が出来上がっていないためです。

 

うちの次男アキトは12歳になりますが、この世に生まれて来る前に、ある年齢が来ても感覚的なことや創造性に対し扉を閉じないよう、神さまと約束をしてきたのか?素直な性格も相まってとても催眠感受性の高い子どもです。

 

前に彼が突然訴えてきた、「タイムマシーンに乗って、小さい頃の自分を助けたい」という話の続きです。http://hypnowoman.jp/blog/2010/07/post_56.html#comment小学校に入っても言葉がうまく話せないアキトは、毎日のように先生に叱られ、悲しみと悔しさをインナーチャイルドが抱え込んだままになっていました。その小さなアキトを救いたい、と本人が言うので、私は彼を催眠誘導し、潜在意識の中で小さなアキトを救うお手伝いをしました。自分を救う一番の味方であり助っ人は自分自身です。大仰なことを言えば救世主すら自分の中に存在すると私は思っています。

 

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まず簡単なリラクセーションで全身を弛緩させて、催眠に入りました。そして最初に入った場面は、馴染みの深い当時住んでいたハワイの家の中です。庭のパームトゥリーが甘い風に揺れてかさかさと音を立てているのが聞こえます。リビングのひんやりとした石でできた白いタイルの上に立っています。バックヤードのプールは光に照らされてキラキラ光っています。

そして次の場面で、朝を迎えました。いつものように朝食をとり、送迎の車に乗って学校に着きました。

「学校に着くと何が見える?

「子どもがいっぱいいる」

「アキトの教室はどっちに歩いていくの?

「あっち、真っ直ぐ」

そして教室の中に入ります。

「教室の中に入って、今どんな気分?

「べつに、ふつう、いつもと同じ」

「じゃあね、今から3つ数えたら、アキトがこの教室の中で悔しい思いをした場面に入るよ。3・・・2・・・1・・・(十分な間をとって)・・・アキト、いまそこで何が起きているの?」

通常ここで、そこで体験している感情を解放していくための次の展開を私が誘導していくのですが、彼の場合は私の誘導前に困惑した小さなアキトを助け始めていました。

「いま、僕が(大きなアキト)小さなアキトの中に入って、一緒に勉強を手伝ってあげてる。英語も教えてあげた。友達もいっぱいできた。それをミセス・ブクラウに見せてる」

「そんなアキトを見て、ミセス・ブクラウは、今どんな表情をしているかな?」

「ハッピー」

「そっかー。ハッピーな先生を見て、アキトはどう感じている?」

「よかった」

「アキト、小さなアキトは、今まで悔しい思いをしてきたよね。その気持ち、アキトが当時言えなかった本当の気持ちを、先生に今言っていいよ。先生になんて言いたい?」

「べつに・・・」

 

彼はまだ子どもです。大人に頼らなければ生きていけない弱い存在です。大人と子供の癒しの段階はきっと違うのでしょう。年相応の癒され方があるのだと思います。

小さい頃アキトは、先生が自分を叱るのは「僕が悪い子だから」だと自分を責めていました。幼い子どもの思考はとても単純にできています。なぜ今叱られているか?ということを、状況を洞察し、理路整然と納得できるわけではないのです。怯えた状態は大人でも混乱を作りだします。混乱の隙間に暗示を与えればそれが洗脳となります。混乱の後に与えられた暗黙のメッセージが、「自分は悪い子である」であったアキトにとって、どれほど悲しいことだったでしょうか。彼はとにかく先生から与えられたセルフイメージ「悪い子」から脱却したかったのでしょう。そしてその方法として、先生の笑顔の獲得は不可欠だったのです。笑って褒めてほしかったのです。

 

母であり誘導しているセラピストの私は、もどかしさを感じました。大人であればここで、「ありのままの自分を認めて欲しかった」という思いで、悔しさや悲しみを相手に感情諸共ぶちまけることができるのです。

けれど今のアキトは、先生の笑顔が先決だったのです。今回のセッションでは、先生に抱擁してもらい、その場面を終えることにしました。いずれまた時が来た時に、「ありのままで良いんだ」と納得できるイメージを見ていくセッションを行いたいと思います。

 

ここで催眠を解こうと思っていたら、アキトは勝手に次の場面にとんでいました。引っ越しをする時のようでした。学校の皆がお別れの挨拶をしていると言います。当時母である私は一足先に日本へ来て、新居の準備や新しい学校の手続きに追われていました。だから息子たちがハワイの学校で、友達とどんなお別れをしてきたのかは見ていなかったのです。

場面では、友達に囲まれて皆と握手をしているところだと言います。友達の顔を見て、アトキは顔を赤らめ泣きそうになっていました。小さなアキトは、大好きなハワイのすべてとお別れをする悲しみを必死にこらえていました。

そんな震える思いの小さなアキトに、大きなアキトは、日本での未来の生活を見せてやったというのです。この展開も早い!私の誘導前に、自分で自分の気持ちを落ち着かせ、解放するにはどうすればいいのか、彼は既に必要なことをやってのけていました。とても真似できない発想の転換で、彼の癒し力に感心しました。確かにこの時抱えていた不安が、何が起こるか分からない未来に対するものだとすると、小さなアキトを安心させるには、未来の楽しい場面を見せてあげるのが一番のはずです。「日本に行ったら、こんなに楽しい事が待ってるよ!」と、日本で体験している楽しい場面へいくつか連れて行き、見せてあげたと言うのです。

ここでまた驚いたのは、そのイメージ体験をものの1,2秒の間にすませてしまったことです。催眠状態では時間の歪曲がおこります。30分が5分に感じたり。けれどこういった催眠状態下でも数分かかりそうなイメージ体験が、数秒で消化できてしまったことは驚異でした。

ともかく、大きなアキトに日本での楽しい生活を見せてもらった小さなアキトは、安心したようでした。ハワイを去ってもまた楽しいことが待っている、だから大丈夫。気持ちよく希望を持って、日本へ旅立つ決心がついたようでした。

 

日本への帰国は、色々とあった中で、最終的に私の乳がんがきっかけでした。小さな子どもたちは、かさぶたをはぎとられるような痛みを感じていたに違いありません。いま彼らを癒すことが、私の癒しにも繋がっています。

 

 

 

posted by masumi /ヒプノセラピー体験談,ヒプノセラピー体験談comment(0)

「内なる女性性を輝かせるワークを終えて~Connection~」

8月8日無限の日、横浜ワークショップ「内なる女神性を輝かせる」をテーマにしたワークショップが終わりました。15名の少人数だったので、とてもじっくり濃密な時間を、皆様と共有できたと思います。

ワークショップを開催する場合、そのテーマと日程を決める段階から天の意志を確認し、開催の守護と導きをお祈りします。開催前日などは、当日お話しする内容が、瞑想中にどどど~っと降りてまいります。今回は女性性の解放ということもあり、私にとっても興味深いインスピレーションが降りてきました。

女性性は長い歴史、文化、環境によって、抑圧されてきました。これからの時代、この女性としての本能的な部分、直感力や包容力、無償の愛を開花させて生きていくことはとても大切なことです。長く抑圧された女性性の解放を促すにはどうすればいいのか。そういったことを皆様とシェアさせていただきました。

まず私たちは健全な女性性と男性性のバランス、愛と調和といったものを、幼いころ両親を通して学んでこれたでしょうか。学ぶどころか、男性性(父親)、女性性(母親)に対するに対する不信感、許せない思い、を無意識のうちに潜在意識へ植え付けられ、「繋がり」愛と信頼のconnectionを結べず、家族や親密な人と築くべく健全で愛に満ちた人間関係をどのように育んでいけばいいのか、教えられてこなかったと思います。教育というのは、言葉ではなく、態度そのものです。思考、感情のバイブレーションです。子どもは親から発する感情思考態度そのものをダイレクトに学んでいます。両親の関係をミラーリングしているのです。(以下参考)

近年脳科学によって発見された細胞群ミラーニューロン。私たちの脳は他人をきわめて微妙なところまで鋭敏に理解することができます。自分ではない別の誰かが苦悩や苦痛にさいなまれているのを目にすると、ミラーニューロンが働いて私たちにその表情を読み取らせ、他人の苦悩や苦痛をそのとおりに感じさせるのです。例えばミラーニューロンは、自分でサッカーボウルを蹴った時にも。ボールが蹴られるのを見た時にも、ボールを蹴られる音を聞いた時にも、果ては「蹴る」という単語を発したり聞いたりしただけでも、すべて同じように発火するのです。~『ミラーニューロンの発見』マルコ・イアコボーニ著ハヤカワ新書juice~

女性性の解放は、無意識のうちに植え込まれた信念、ミラーリングしてしまっている記憶を掘り起こして、セルフイメージの確認をするところから始まります。その掘り起こし作業が、参加者の皆さまの自己紹介と口から出てくるに任せたトークです。互いの体験を自分に照らし合わせながら自分の感情を洞察していきます。

そして終盤、ヒプノセラピーのインナーミューズワークを行いました。皆様それぞれ、その時に見るべくして見る内に秘めた女神様と出会うことができたようです。その質疑応答もとてもスムーズで、愛と信頼、「大丈夫ですよ」という温かな無償の愛を受け取っていただけたようでした。

私うたちの内にこそ、女神の泉が存在するのです。尽きることのない、乾くことのない、女神の泉で、いつでもどこにいても、内なる女神との繋がりを感じるだけで、エネルギーをチャージできるのです。無償の愛がほしければ外ではなく、大いなる内なる女神に繋がってください。そこが神であり愛である貴女自身の本性です。

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この写真は、ピュアな女神のような心を持つ、魂のフレンドYUKAさんの撮影です。オーストラリアから送ってきてくれました。彼女からマタニティーヨガを学ぶ予定です。母と子どもの心と体と魂をしっかりと繋げられる本物のマタニティーYOGAです。VIDYA

そしてもう一人魂のフレンド香帆さんもご紹介いたします。彼女はマンダラアーティスト。波動を読み取りハートで曼荼羅を点描で描いていきます。魅了されますよ。SECRED MANDALA OF HEART今週末彼女のワークショップへ息子と参加します。一日目は次男、二日目は長男。一人一人と向き合う時間が必要なのですよね。

posted by masumi /セミナーcomment(9)


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